こんにちは。
このシートに当てはめるだけで、
どんな状況からでも月商100万から300万円まで
達成できる『早野 隼翔の55段階式個別指導 早野塾』
塾長の早野です。
早速ですが、以前いただいたご質問に
こんなものがありました。
質問主は保険診療の治療院を経営されている先生で、
「保険診療で『効率よく』売上を上げて繁盛させる
秘訣を教えてください」
というものです。
保険診療の治療院を経営されている先生、
もしくはこれから保険診療の治療院を開院
しようと思っている先生にとっても
気になる内容かと思いますが、
これに関しては、残念ながら
『自費診療よりは圧倒的に難しい』
というのが最初の答えになります。
今回のテーマは
「保険診療では売上が効率よく上げられない」
その理由をお伝えします。
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本日お伝えする55段階式メソッドは、
【55段階式番外編】
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売上というのはシンプルです。
売上の公式は「単価×客数×(来店)回数」
しかありません。
これは治療院でも小売店でも飲食店でも
みんな同じです。
何人のお客様(患者さん)が何回来て、
いくらのサービスを受けたのか。
その掛け算で求められます。
その上で、
もし売上を倍にしたいと思ったら
方法は2つしかありません。
それが
①どこかの数字を倍にするか
②全部の数字を少しずつUPさせるか
のいずれかです。
数式上としてはどちらでも売上倍増を
達成できますが、現実的にはどうでしょう。
例えば売上を2倍にしたい場合…
いきなり単価を2倍にするのも
患者数を2倍にするのも
来院回数を2倍にするのも
どれもかなり難しく非現実的と
言わざるをえません。
施術費用を2倍にして
その施術料金をいただくためには
相当な説得力が求められますし、
患者教育も欠かせないので
一朝一夕には難しいでしょう。
患者数を2倍にするには
新規患者さんの数を大幅に上げるための
広告活動が必要になりますから、
広告費がいつも以上にかかってきます。
来院回数にしても、2倍にするには
それを患者さんに納得させるための
来院指導を含めた患者教育が
必要になりますね。
とにかく、
短期的に”2倍”にするには
どれも難しいでしょう。
ですから実際には、
『全ての数字を少しずつ上げることで
最終的な売上倍増を目指すこと』になります。
単価、患者数、来院回数、これら全てを
例えば25%ずつアップ(各1.25倍)させれば
最終的に売上倍増に近づけることができますね。
施術単価 1.25倍
来院患者数1.25倍
来院回数 1.25倍
1.25倍×1.25倍×1.25倍 = 1.95倍(約2倍)
しかし、保険診療の場合、
「単価」という部分が動かせません。
単価が動かせない以上、
売上を上げるには、どうしても来院患者数と
来院回数だけに頼らざるを得ないのです。
「その2つを上げればいいじゃないか」と
思うかもしれませんが、
1つの項目(この場合は単価)をいじれない以上、
残り2つの項目をより大きく上げることが
欠かせなくなります。
25%アップでは全然足りないわけです。
そして、患者数をより多く確保するためには
常に大量の広告を出す必要があるので
広告費がかさみます。
また、たくさん来院してくださった患者さんを
さばくためには人手が必要になるので、
人件費もかかります。
ですから、
ただでさえ2つの項目だけに頼るのは負荷が大きい上に、
仮に売上が上がってもコストが上がって
薄利多売となり、忙しい割に利益が少ない…
という事態に陥りがちになります。
※結果:利益が少ない。
だからこそ、
最初のご質問にあるように
『効率よく』売上を上げたいという場合には
どうしても「自費診療が向いている」
という回答になるわけですね。
そして、保険は国の制度であるがゆえに、
もし制度に変更などがあった場合、
ご自分の意思とは関係なく
経営に負担がかかる可能性もゼロでは
ありません。
更に、残念なことですが、
そもそも、一般の方は
治療院の分類や資格の違い、
その目的や特徴の差など、
細かいことはほとんど分かりません。
接骨院も鍼灸院も整体もマッサージも
あまり区別がつかない方がほとんどです。
保険診療をしていることについても
国家資格の有無を正しく認識して、
そこに価値を感じている方は少なく、
ただ「安いから」という理由で来院している
ケースが多いでしょう。
また、治療院業界そのものが歯医者や美容院と同様、
乱立して飽和状態になっています。
更に、治療院業界での保険診療の
市場規模は頭打ちになっている上に、
自費診療の市場規模よりも元から小さいのが現状。
市場の伸びしろとしても、
圧倒的に自費診療の方が大きいので、
頭打ちになった市場で飽和状態の競合と
パイを奪い合うより、自費診療の市場に
チャレンジする方が将来性がある…という
背景もあるのです。
※保険診療市場規模の縮小が進みます。
このように制約が多い上に、
患者さんにもあまり正しく意義が認知されず、
市場としても将来的に厳しいのが保険診療です。
安くて何度も通いやすいという意味では
敷居の低い存在になれますが、
価格が変更できない以上、
当初のご質問のように
「効率的に稼ぐ」ということはほぼ不可能。
「価格戦略」うんぬんという手段をとることも
できません。
先生ご自身の手技の特徴や
狙いたい患者層にあわせて
自由に価格戦略ができて、
市場規模に伸びしろがある中で戦う…
という意味でも、自費診療の方が
はるかに自由度は高いと言えるでしょう。
以上が、価格戦略によって効率的な
売上アップを目指す場合にまず考えて
頂きたい大前提です。
とはいえ、
このことを十分理解してはいても
「分かっていても自費への移行は難しい」
というケースも多いかもしれません。
また別の機会に
自費診療の導入を検討される先生へ
具体的な戦略をご紹介したいと思います。
それでは、今回の個別指導はここまで。
次回も具体的ノウハウお伝えするので期待ください。
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